私は、ふじの里に勤めて7年が経ちました。福祉の仕事に就くきっかけは、小さい頃から大好きだった祖父が老人ホームに入所をした事でした。高校生の私は、「家に帰りたい。」という祖父の思いを聞くだけで、何もできずに、もどかしい気持ちでいっぱいでした。
私には何か出来ることがあったのではないか、その思いが離れず、大学では社会福祉学科を専攻し、ホームヘルパーと社会福祉士の資格を取得しました。在学中はホームヘルパーのアルバイトをする中で、在宅介護にも興味を持ち、卒業してからは地元のふじの里へ就職しました。
入職し、4年間はショートステイにて介護職員をさせていただきました。たくさんの利用者様や家族様と出会い、在宅介護を間近で感じました。そこでは、ふじの里での生活が少しでも在宅の延長線であるように、利用者様や家族様の声を聴き、つながりを大切にすることを学ばせていただきました。
そして、5年目からは特養であるふじの里、ふじの里なごみの家の生活相談員をさせていただいています。生活相談員は入所調整や、ボランティア調整、生活上の困り事などをお聞きし、対応をしています。私の名前や顔を覚えて、いつでも優しく声をかけてくださる利用者様もいて、その瞬間がとても嬉しく、何よりも仕事の励みになっています。これからもショートステイで学んだことを忘れず、利用者様や家族様の声を大切にし、ふじの里でより良い生活を過ごしていただけるよう、皆様のお手伝いをさせていただきたいと思います。
