高齢者デイの利用者が手作り大絵馬を奉納「神社に思い込めた」 滋賀・高島
2022年12月20日 12:00
来年の干支にちなんだウサギの絵の大絵馬を奉納した高齢者ら(滋賀県高島市安曇川町・藤樹神社)
滋賀県高島市安曇川町の高齢者福祉施設「ふじの里デイサービスセンター」の利用者らがこのほど、来年の干支(えと)「卯(う)」にちなんだ大絵馬を、近くの藤樹神社に奉納した。かわいらしいウサギの絵が描かれており、早くも迎春ムードを盛り上げている。
絵馬は、同センターの利用者と職員が2017年から毎年、ベニヤ板を用いて手作りで仕上げている。大きさは縦最大1・2メートル、横1・8メートル。先を見つめる2匹のウサギの絵は、職員が描いた下絵に沿って利用者約30人が水性ペンキで塗り上げた。
利用者の女性(93)は「藤樹神社へ思いを込めながら色付けしました。多くの人に見てもらえたら、うれしい」と笑顔で話していた。
今年、創立100年を迎えた同神社の前宮司の小川秀治さん(76)は「毎年、奉納いただき、ありがたい」と感謝し「ウサギのように飛躍の新しい年を迎えてもらいたい」と参拝を呼び掛けた。
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