2020年 7月

新型コロナで始まった令和2年度

 

 新型コロナウイルス感染症拡大防止対策(「持ち込まない」、「拡げない」ための対策)による面会停止、介護サービス利用の自粛要請により利用者・入居者の皆様、家族の皆様をはじめ関係者の皆様にはご心配、ご不便、ご迷惑をおかけしているところですが、これまでの施設の感染症対策にご理解ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 私共の施設では、感染拡大を最大限防止する観点から、引き続き、面会制限へご協力をお願いしているところではございますが、この度の取り組みであります身元引受人様、成年後見人様とのオンライン面会システムにつきましては予約にてご利用いただけるようになりました。また、お看取り等の場合であって、一定の感染対策条件を満たす場合は例外的に面会対応を行っております。

 全国の「緊急事態宣言」は解除されるに至りましたが、今後第2波、第3波に備え長期的に対応していくために「新たな生活(支援)様式」での支援を検討しているところです。3月以降、全面的に見合わせていた施設内行事(活動)については場所、時間、内容、環境により、個別参加型活動あるいは少人数での活動を取り入れる等、新たな支援方法で活動を再開しております。

 これからも職員や利用者・入居者様の健康と安全を守るため社会での感染状況により対応をさせていただきますので何卒ご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

 

令和元年度事業報告ならびに令和2年度事業計画

 

【令和元年度事業報告】

 令和元年度は、時代が平成から令和に移り本会においても役員改選を迎え、橋本辰美理事長による、新たな法人体制がスタートしました。本会は超々高齢社会にある高島市において介護・看護人材の不足が深刻化する中、人材確保を進めるとともに、経営基盤である財務状況の改善や、持続可能な社会資源としての施設設備の長寿命化など様々な対策に取り組んでまいりました。その一つに看護職の連携強化を図ることから健康管理センターならびに処方薬管理室を整備し、与薬カートの新規導入による新服薬管理システムを整備しました。

 

【令和2年度事業計画】

 今年4月にユニット型特養なごみの家は15周年を迎えることができました。これもひとえに行政はじめ福祉医療関係者ならびに地域の皆様の温かいご支援によるものと心より感謝申し上げます。

 今年度の事業については計画の策定は行ったものの新型コロナウイルス感染症の社会的状況により外部と交流する事業は見合わせているところです。今後も感染症対策に対応するため、医療機関や、施設・外の認定看護師との連携による看護ケアの充実を図ることで入居者の皆様の身体状態に応じた適切な医療・介護サービスが受けられ、このコロナ禍にも負けず皆様が安心して暮らしの継続ができるように支援をしてまいります。これからも職員一同より良い施設づくりに邁進してまいりますので今まで以上のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。

 

特別養護老人ホームふじの里なごみの家 施設長 澤 和記

 202007-2  202007-1
  ▲処方薬管理室 新服薬管理システム  ▲ふじの里なごみの家

koho_41第41号「藤花」
広報誌第41号
発行日:令和2年7月1日

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