新年のあいさつ

新年あけまして おめでとうございます
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皆様におかれましては、コロナ禍ではありますが、清々しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます

 旧年中は、施設の運営にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます

 令和2年当初からの新型コロナウイルス感染症は全世界に広がり、これまでに経験のない「緊急事態宣言」が全国に発令される中、蔓延防止策として渡航制限や、オリンピックの延期、都市部では飲食店等の営業時間短縮や制限等の対策がなされてきました。ふじの里では、入居者様の訪問(面会)の制限と緩和を繰り返しながら、施設内の環境整備や感染予防対策を講じているところでございます。

 これまでの対策を報告させていただきますと、施設玄関入ってすぐの場所(ふじの里本館玄関・新館玄関)にAI体温検知システム(公益財団法人JKA補助金)を設置し、職員の日々の体温を記録・管理するとともに、入館いただく皆様の体温、マスクの着用をストレスなく確認できるように整備いたしました。

 この他、県の補助事業により、本館エリアの換気扇を性能の高い機器へ更新しました。ショートステイエリアには、新たに自動扉を整備(エリア区画)。デイサービスエリアでは和風調パーテーションを設置しエリアの区画を行いました。ふじの里なごみの家では、玄関風除室に新たに手洗いカウンターを整備し、入館の際には直ぐに手洗い・消毒・検温ができるようになりました。ケアプランセンターでは、市内で感染が拡大した場合に対応すべく、デジタル機器の導入を行い、利用者様、家族様、介護事業所様とオンラインで連絡ができる通信環境を整備いたしております。

 また、万一、新型コロナウイルス感染症による施設でのクラスターが発生した場合の介護体制を持続するために市内施設間で職員の応援派遣協定を締結し、生活されております皆様のケアが崩壊しないよう体制の整備を行っております(滋賀県老人福祉施設協議会高島ブロック 感染症発生時における職員応援派遣協定書 令和2年11月30日締結)。

 各国でワクチン開発が進められ予防接種が始まる等の知らせがある一方で、感染者の増加に伴う医療のひっ迫等予断を許さない状況が続いておりますが、引き続き施設の整備と合わせて、職員一人ひとりの感染症に対する意識と行動の向上に努めてまいります。

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▲ふじの里玄関 ▲なごみの家玄関
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▲ショートステイ 自動扉整備 ▲デイサービス パーテーション設置

 

地域と共に光養会

 高島市の高齢化率は県下一位(超々高齢社会)であり、人口減少も進んでおります。加えて、就労人口の減少は留まらず、介護人材の確保も大変厳しい状況にあります。しかし、このような状況だからこそ、知恵を出し合い地域と共に前進できる施設であり続けたいものです。

 人材確保対策状況としましては、令和2年度は新卒介護職4名に恵まれ、コロナ事情により入国が遅れておりましたベトナムからの技能実習生も令和3年2月には受入出来る予定となりました。この他、施設独自で高校や専門学校・大学への訪問活動を行い、これからを担う専門職の獲得に動いております。また、高島市介護人材確保対策協議会や市内事業所で構成された小規模法人ネットワーク化事業等の活動へも参画しております。

 長期化するコロナ禍ではありますが、皆様とともに今日の変化に適応し、持続・発展してまいりたいと考えております。今後共、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

 

特別養護老人ホームふじの里 施設長 落川 貴生

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